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ワークフロー成果物

GitHub Actions ワークフローの成果物としてのデータの格納と共有について説明します。

ワークフローの成果物について

成果物とは、ワークフロー実行中に生成されるファイル、またはファイルのコレクションです。 成果物を使えば、ジョブの完了後にデータを永続化でき、そのデータを同じワークフロー中の他のジョブと共有できます。 たとえば、ワークフローの実行が終了した後、成果物を使ってビルドとテストの出力を保存しておけます。

GitHub の 2 つのアクション (GitHub Enterprise Server での upload-artifactdownload-artifact) を使って、ビルド成果物をアップロードおよびダウンロードできます。

一般的な成果物は次のとおりです。

  • ログファイルとコアダンプ
  • テスト結果、エラー、スクリーンショット
  • バイナリあるいは圧縮されたファイル
  • ストレステストのパフォーマンス出力およびコードカバレッジの結果

成果物の比較と依存関係のキャッシング

成果物とキャッシングは、GitHubにファイルを保存できるようにするので似ていますが、それぞれの機能のユースケースは異なっており、入れ替えて使うことはできません。

  • パッケージ管理システムからのビルドの依存関係など、ジョブまたはワークフローの実行の間で頻繁に変更されないファイルを再利用する場合は、キャッシュを使用します。
  • ビルドされたバイナリやビルド ログなど、ワークフローの実行が終了した後に表示するためにジョブによって生成されたファイルを保存する場合は、成果物を使用します。

依存関係のキャッシュについて詳しくは、「依存関係キャッシュのリファレンス」をご覧ください。

削除されたワークフロー実行の成果物

ワークフロー実行が削除されると、その実行に関連付けられたすべての成果物もストレージから削除されます。 ワークフロー実行を削除するには、GitHub Actions UI、REST API、または GitHub CLI を使います。「ワークフロー実行の削除」、「ワークフロー実行を削除する」、または「gh run delete」を参照してください。